タール砂漠の東の端に位置するジョドプールの街は、ラジャスタン州の中でジャイプールの次に大きな街です。この城下町は、砂漠の空虚さを舞台にした昔物語に出てきそうな街で、1459年にラーマーヤナ叙述詩に出てくる英雄ラマの子孫と自負する、ラージプート族のRathore氏族のチーフでマハラジャのRao Jodhaによって建設されました。Rathore 氏族はジョドプールのみならず、他のラージプート支配の街までも強い影響力を持っていました。Rathore 王国は当時、Marwarつまり死の大地として知られており、街の中心にある巨大な岩山の頂上を飾り、街を見下ろすようにそびえるメヘランガール要塞によって統治されていました。旧市街は街が建設されて100年後までに、10kmにおよぶ城壁で囲まれました。要塞からは旧市街がどこまで延び、どこから新市街が始まるのかをはっきりと見る事ができます。パキスタンとの国境に一番近いインドの街として、しっかりと防衛機能を発達させている街でもあります。

ジョドプールは、旧市街の民家がみなインディゴ色に青く塗られていることから「ブルーシティ」という愛称がつけられています。これら青く塗り固められた民家は、要塞の塁壁から一番よく見る事ができます。伝統的に、青色はブラーマン(インテリ)層を示すものですが、最近ではそれ以外の階層の人々も自分達の家を青く塗っています。鮮やかで生き生きとした感じを与えるこの青色の家並ですが、インディゴは昔から蚊などの虫除け作用があるので使用されてきたといわれています。旧市街の狭くて曲がりくねった道を散策するのは、素晴らしい経験になるでしょう。

豪華な宮殿や要塞、寺院などが点在する街中は、歴史の重みが感じられ、工芸職人や、民族舞踊・音楽だけでなく、芸術的にも素晴らしいデザインが施されたカラフルな民族衣装に身をまとった女性達や色とりどりのターバンを頭に巻いた男性達など地元の人々がロマンチックな情緒をよりいっそう高めてくれるのです。ノーベル文学賞受賞作家ルドヤード・キプリングが1894年に発表した同名小説の映画『ジャングルブック』の一部が、ここジョドプールで撮影されました。その他、この街の歴史を描く数え切れないほどのお祭りが開催されますが、その中でも毎年行なわれるマルワール祭りは最も盛大で地方から多くの観客を集め、まさに壮観です。

Mehrangarh Fort

現在でもジョドプールのマハラジャによって管理されているこの立派な要塞は、街の中心にある125mの岩山の頂上に這い上がって行くようにして建っています。この要塞は、ラジャスタン州にある様々な要塞都市の中でも特に印象的で非常に優れた造りの要塞で、5kmの曲がりくねった道を登っていくとたどり着けます。要塞に入るためには途中、7つの門をくぐっていかなければなりません。2番目の門には現在でもキャノン砲の傷跡をみることができます。またジャヤポル門は1806年にマハラジャのジャイ・シンが、ジャイプールとビカネールに勝利した記念に建てた門です。

勝利の門ともよばれるファテーポル門はムガル帝国との戦争を称えて、マハラジャのアジット・シンが建てたものです。最後のロハポル(鉄の門)には、マハラジャのマン・シンの未亡人たちで、1843年に行なわれたマハラジャの葬儀の際にサティとして生きたまま一緒に火葬された女性達の15個の手形が残されています。これらの手形は今でも祈祷の対象となっています。

要塞の内側には数々の中庭や宮殿が立ち並んでいます。宮殿住居には、豪華で精巧に彫刻の施されたパネルや格子状に透かし彫りされた窓などで有名なSukh Mahal(喜びの宮殿)やMoti Mahal (真珠の宮殿)、 Phool Mahal (花の宮殿)やSheesh Mahal (鏡の宮殿)などがあり、人々の目を惹きつけて止みません。こういった宮殿内には. インド王族が使用していた、素晴らしい馬飾りやふんだんに装飾が施されたお輿、数々の式典にマハラジャが参加するときに使用した、象の背に乗るための天蓋つき象かご、子供用のゆりかごや細密画、民族楽器、宮殿で使用されていた家具や王族が愛用していた豪勢な衣装など、数々の豪華絢爛な展示コレクションが並んでいます。ドゥルガー神に捧げられたチャムンダ デヴィ寺院が要塞の南端に建ち、塁壁には大砲台が並び、城壁の上から見下ろす街の眺めは特に見ものでしょう。

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